黒字家計への助走、３つのステップ
バブル景気の頃の思考が染みついていた私は、お金の失敗を幾度となく繰り返しましたが、ようやくここ数年、家計の黒字化を達成することができています。
以前の私であれば、またここからお金があることに浮かれ、不必要なコトやモノに浪費したかもしれません。
でも、誓います。もう過去のような過ちは犯さないと。
それはただ単に「収入＞支出」を達成しているだけでなく、体質改善をしたからです。
家計管理はダイエットに本当によく似ていると思います。
ダイエットも一時成功したと思ってもリバウンドがありますよね。
家計も同じです。収入を増やす、あるいは支出を減らして黒字にしたとしても、生活レベルを上げてしまえばまた赤字へ転落する可能性が出てきます。
収入と支出の増減に関係なく黒字を維持してゆくには、家計の体質を変えることが必要なのです。
私の場合、この体質改善には大きく分けて３つのステップを経ました。
ステップ１：徹底した現金主義
以前の記事でも紹介しましたが、普段は財布には1万円以上入れず、日々の買い物はすべてそこから現金で支払うようにしました。
家族の衣類をまとめて買うなど１万円以上の買い物をするという場合は、前もって銀行から現金を準備して出かけるようにしました。
これはかなり不便でした。ですがこれくらいしないと私の意識というか、身に付いた思考回路、バブル体質を変えることができなかったのです。
わざわざ銀行に行くということで、「大事なお金を使おうとしている」ということをしっかりと自分で認識することと、同時に「銀行へ行ってお金を下ろしてまで今買わなきゃいけないものなのか？」ということを考える時間を持つことにもなります。
これで安易な浪費を防ぐことができるようになりました。
ステップ２：１円でも赤字を出さないという強い気持ち
私のような頑固なバブル体質には甘えは禁物でした。
１円でも支出をオーバーさせないということをとことん貫きました。
給料日前には、貯まったポイントや商品券を使ってまでもこれを達成させ、「いいや、今月くらい・・・」というのを許しませんでした。
この辺もダイエットと同じかもしれません。「来月から頑張ろう」などと言っていると、いつまでたっても達成できません。
一度でも黒字を達成すると、翌月、その翌月と日が経つにつれてどんどん楽に達成できるようになっていくから不思議です。
自信というか経験の積み重ねのなせる業でしょうか。
ステップ３：対価を見極める力をつける
ステップ１とステップ２で、物理的なお金の扱い方を身に付けても、それが辛いとか我慢ばかりしていると感じるようでは、またすぐにリバウンドしてしまいます。
大切なのは、ステップ１、ステップ２でできている身の丈に合った暮らしを愛おしむことです。
そのためには、自分の価値観をしっかり持って、世間一般とされる価値観や広告に躍らされないようにしなければなりません。
かつての私は、派手な生活やあらゆる広告によく躍らされていました。
「これを持っていないあなたは不幸ですよ」
「こんな生活を手に入れれば、あなたはたちまち幸せになりますよ」
「こういう生活をするのが一般的なステータスです」
巷には誘惑が溢れ、あらゆる手を使ってお金を使わされる仕組みが仕掛けられています。
もちろん、必要なところにきちんとした対価を支払うことを避けようなんて考えてはいけません。
「自分だけ得しよう」とか「ズルいことをしてお金を出さない」なんてことをすると、これは何倍にもなって自分に返ってきます。
そうではなく、自分が必要とするものにその対価として見合う金額を判断する力、これが必要なのです。
そのためには、主婦といえども多少の経済学の勉強必要だと思います。
私は簡単な本で知識を身に付けました。
例えばスマホは人気で買うな! (日経プレミアシリーズ)
もう一つ、盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識
すべてを理解してガチガチになる必要はありませんが、ちょっと頭の隅に入れておくと役立ちそうです。
私はステップ１～３を経て、以前のようにお金に振り回されることも少なく、クレジットカードでの買い物も堅実にできるようになりました。
でも気を抜いてまた元の木阿弥、なんてことにならないよう、より一層引き締めていきたいと思っています。
ご紹介した本、こちらにもリンクを貼っておきます。よかったらぜひ読んでみてください。
盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識
トキオ・ナレッジ 
最後まで読んでいただきありがとうございます☆他にも楽しいブログあります▽▽
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