極端にモノを持たないのをミニマリストと勘違いしていた

ミニマリストの部屋

ミニマリストは断捨離過激派?

モノをあまり持たない【ミニマリスト】という人たちの暮らしを知ったのは、確か3年くらい前のことだったと記憶しています。

一番衝撃的だったのが、東京の郊外で冷蔵庫も持たないで暮らしている人がいる、と知った時でしょうか。

『私のウチにはなんにもない』というコミックを見た時もかなり衝撃的というか、私にとっては別次元の世界を見たような感じでいました。

わたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至ります
ゆるりまい
4047286834

その後も、時々、そういったミニマムな暮らしをしている人のブログを見たり、部屋が写真で紹介されている本を眺めたりして、「すっきととした部屋でうらやましいなぁ」と思ったことは何度かあります。

ただ、すぐに「我が家は無理。私はここまでできない。」と半ば拒絶してしまっていたような気がします。

ダイニングテーブルもソファもなく、カーペットも敷かない部屋に住む理由が、私にはさっぱり理解できなかったからです。

もちろん、私だってやたらムダなモノは持ちたくないですし、最低限のモノで暮らすことを理想とはしてきました。

だからといってホテルの部屋以上に何もない部屋にしようなんて考えたことがなかったし、ある程度、余裕みたいな遊びの部分もあった方が、潤いのある生活を送れるのでは?と思い、ミニマリストは過激だ!と思い込んでいました。

本当のミニマリストとは

ですが最近、この本を読んで考え方が一気に変わりました。

より少ない生き方 ものを手放して豊かになる
ジョシュア・ベッカー 桜田 直美
4761272279

この本によると、ミニマリズムの目的は、ただモノを減らすことではなく、人生から不用品を取り除いて、もっと多くのことを達成できるようになるのが本当の目的ということです。

だから『ミニマリズム』の形は人それぞれ違っていて当然なのです。

そして筆者はこう言います。

今より手間が増えるのではなく、今より自由になれるのが正しいミニマリズムだ。

人は本当にやりたいこと、本当に必要なモノは何か?と真剣に考えた時、おそらく今手にしているモノは多すぎるのだと思います。

それは、あまり深くよく考えずに、世間の流行に乗せられてしまったり、無意識にすり込まれた消費社会の影響なのです。

現代の消費社会では、「次から次へとモノを買い続けないと幸せになれないよ」という刷り込みが、人々になされてしまっています。

ミニマリズムとは、そういった刷り込みを捨てて自分の中に軸を持って、モノに振り回されない幸せを手に入れるための方法でもあると、私はこの本を読んで強く思いました。

どうやってモノを手放すか

この本には、ミニマリズムの進め方も書いてあります。

初めは簡単にできるとことから、不要なモノを処分します。例えばキッチンの引出し1つとか、食器棚の1段、などから始め、少しずつ大きな範囲へとステップアップするのがよい方法です。

いきなり「思い出のモノ」など上級者向けのモノに手を付けてはいけません。

処分するかどうか迷ったら「これは自分の将来に役に立つものなのか?」と問いかけるといいそうです。

ミニマリストのメリットは?

身の回りから余計なものがなくなれば、いちばん大切なことに集中できる
とこの本に書かれています。

今まさに、私は雑多なモノに目を奪われ、何かに集中することができないでいます。

すごく欲しいと思ったつもりで手に入れて、やがて熱が冷めてそのまま置きっぱなしになって、普段使っていないけど目にする度に、「いつか使うかな」「いつかやらなきゃ」と具体的には何の役にも立っていないモノたちが、いちばん大切なことを見えなくしています。

これから少しずつでもミニマリズムを進めて行けば、私でもはっきりとした人生の目標が見えてくるでしょうか?

この本を読んで学んだこと・気づいたこと

①これからの人生、自分は何を大切に、どういった目標を持って生きようとしているのかを、あまり考えていない自分に気が付いた。

②モノを処分しようとして迷った時、「これからの自分に役に立つのかそうでないのか」という基準で判断すると決断しやすい、ということ。

③モノを欲しがる脳の状態は、大人も5歳児もさして変わらないということ。
(この本の中で、著者が当時5歳の息子を連れておもちゃ屋へ出かけた時のことが書かれていて、それがよくわかります。)

最後に、モノを手に入れることと自分の幸せは全く別のところにある、と心からそう思えるようになれば、それこそが本当にミニマリストなのだと思いました。

忙しくて時間に追われ、モノを買うためにお金を稼ぎ、モノの置き場所に頭を悩ませる生活スタイルを、静かで落ち着いたものに変えるのには、やはりミニマリズムに取り組むべきだと思いました。

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より少ない生き方 ものを手放して豊かになる
ジョシュア・ベッカー 桜田 直美
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