なくせばいいけど、そう簡単にはいかない
新聞
私たちの世代でも、新聞を取っている家庭はもう少数派なのかもしれませんが、我が家は朝刊だけですが契約して取っています。
その新聞代が、なんと年明けの来月からひと月あたり400円も値上げするというのです!
今までは月3800円。4000円でおつりがあったのでまぁなんとか納得できると言い聞かせてきていました。
ですが4000円を超えるとなると一気に「高い!」と感じてしまいます。
あぁ、どうするかな…
夫はきっと「止める」ことには反対するでしょう。
でも、本当のことを言うと、新聞を誰よりも一番熱心に読んでいるのは他でもない私なのです。
私はかつて若い頃、それこそ新聞の虫と言っていいくらい新聞が大好きでした。
残業して夜遅く帰ってきても、じっくりとその日の新聞を30分以上かけて読んでいました。
年末年始や旅行などで読んでいない新聞は、何日分でも溜めて取っておいて、後で必ずまとめて読みました。
さすがに今はそこまで必死に読んではいませんし、忙しくて何日も読めない日があっても、溜まっていた分全てを読むようなことはしません。
でも、やはり新聞は自分の知らないことを教えてくれる良いマスメディアだと思うのです。
テレビやネットではあまり取り上げられない出来事や社会の問題などを、均一的に拾えるところも新聞のいいところだと思います。
例えば、先日ノーベル賞の表彰式がスウェーデン及びノルウェーで行われ、医学生理学賞を受賞した本庶佑先生は様々なメディアで取り上げられていましたが、平和賞を受賞したお二人のことはなかなか多くの人には知られていなかったと思います。
ですが、私はこのお二人のことを新聞で何度か読み、想像できないくらいのひどいことや語ることさえできないくらいの残酷なことが、この地球上で実際に起こっているということを知ることができたのです。
テレビやネットを見ているているだけではきっと知り得なかったことだと思います。
もちろん、知らなくていいことや、偏った記事も新聞にはあると思うのですが、どうしても新聞を手放せない昭和なスタイルから抜け出せないでいます。
年賀状
昭和スタイルでお金がかかってしまうことのもう一つは年賀状です。
我が家は親戚などに出す分を含めて、毎年およそ80枚近く年賀状を出します。
その年賀状も今年から値上げされました。昨年まで1枚52円だったのが62円ですよ。
80枚分で800円。1年に一度のこととは言え…ね。
息子たちの世代は、もう1枚だって年賀状なんて出さないんですよね。このまま消えて行ってしまうのかな…などと思いながらパソコンを使って絵柄を考え、先ほど印刷を終えました。残るは宛名印刷です。
高い!とか面倒!とか言いながらでも、この忙しい年末になんとかやってのけてしまえるのなら、まだまだ価値はあるのかなとも思いますし、LINEやメールだけだとホント味気ない。
年に一度、年賀状だけ、という付き合いもまだあってもいいのかな~と思いながら、しばらくは昭和スタイルを引きずって行きそうです。
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