「片付け」を知らなければ、いつまでたっても片づかない
毎年、年末年始は夫の実家で過ごします。
友人からは「偉いね~」とか「大変だね~」などと言われますが、結婚して以来30年以上そうやって来ているので、もう慣れてしまいました。
毎度のご飯の用意も、お正月の用意(全てではありませんが)だって自分の仕事だと思って割り切って取り掛かれば、それほど苦になることもありません。
ですが、唯一、しんどいのが「夫の実家がモノで溢れている」ということです。
平らな場所にはモノの上に必ずモノが乗っかり、下のモノを取ろうとすると上のモノを退かさなければならず、作業効率がものすごく悪い!
尚かつ、床にも様々なモノが置いてあるため、動線もこの上なく悪いのです。
例えば、調理中に食材のポリ袋を捨てようとしても、プラごみ用のゴミ入れまでサッと移動することができず、シンクに置きっぱなしになります。
あるいは、乾いた食器を食器棚に仕舞おうとしてお皿を手にした途端、食器棚への通路が狭く、冷蔵庫を開けて何かモノを取り出そうとしている人がいるとその人がどくまで食器は仕舞えません。
昨年の夏休みに実家の大片付けのことを記事に書きました。
→30年間手をつけずにいた【夫の実家の大片付け】
確かに食器棚1台はなくなり、その分のスペースは空いたハズでしたが、そこには既に紙袋やその他の色々なモノが置かれていました。
義母はいつも言います。「忙しくて片づいてないのよ。」と。
確かに、忙しくて片付けられないことって誰でもあります。
我が家だって、今回のような年末年始、帰省したりお土産をあちこちからいただいたりすると、1週間くらい掃除もできず、モノがどんどんテーブルの上を占拠したり、床にバッグや紙袋が溜まってきてしまうこともあります。
でも、ある程度落ち着いたら、要らないモノを処分したり、元の場所に戻したりと、そういう時間を確保したくなります。
けれど、きっと片付けをうまくできない人は、「片付け」そのものを軽く見ている、というか「片付け」の優先順位がいつまでたっても低いんじゃないかな~と思うのです。
それは、「時間ができたらゆっくりしたい」のでしょうし、改めて「要るモノ・要らないモノ」を考えて処分したり、元に戻したりすることが億劫なんだと思います。
要するに片付けなんて「どーでもいい」と思ってしるのでしょうね。
ま、「何を第一に考えて生活するか」なんて人それぞれでしょうが、モノがあふれているということは、モノを管理し切れていないということなので、しょっちゅう探し物をする羽目になりますね。
今回もあるモノを大人数で探して、結局見つからず、何時間もムダにしてしまいました。
私は、「もったいない」などと言って多くのモノを取っておくより、探し物をする時間の方がもったいないと考えてしまいます。
忙しい忙しいと言ってる割に【時間】を重要視していないのが片づけられない人の特徴でもあると思います。
そこで、片付けがうまくできない理由を少し考えてみました。
片付けがうまくいかない理由
・時間よりモノを優先している。時間をあまり重要視していない。
片付けに時間を割くくらいなら、片付けないでそのままにしておけばいい、と考えている。探し物に要する時間をムダだとは思っていない。
・とにかく捨てるという行為そのものが嫌い。
捨てることは良くないこと、いけないことと思い込んでいる。
・他人からもらったモノや自分の意志に関係なく手に入ってきたモノを必要以上に大事にする。
モノを大事にすることと、溜め込むこととは全く別のことだと理解していない。
・自分がやりたいこと、大事にしたいものがハッキリ定まっていないので、再利用を考えてみたり、「もったいない」に振り回される。
再利用を考えるのもいいけれど、得手不得手もあり、お手本通りにうまくいくことは少ないということを理解するのが大事。
・そもそも「片付け」がどういうことか理解していない。
収納グッズがあれば片づくというのは幻想。
これらのことは今の自分にも言い聞かせないといけないことなので、この50歳代のうちにモノに依存することを辞めて、すっきりとした生活を送れるよう心がけたいと思います。
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